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はじめに

本サイトは、ある企業で回路屋を生業とする私が、趣味で作っているもので、責任も何もなく書き連ねている。何年も前から、本業がつまらなくなってしまった。本業が楽しく打ち込めればこんなサイトを作ることもないし、趣味で回路やることもなかっただろう。

本業がつまらなくなってしまった一つの要因(それほど大きなウェイトは占めてはいないが)に、「SNSで外の世界を知ってしまった。。」ことがある。詳細は書かないが、本業がなんてつまらないんだ。こんなので一番とったって(偉そうにしゃべっても)何の意味もないなぁって思ってしまったんだな。だったら他所でなんかやれば?と背中を押す人もいたが、一歩踏み出せないな。

誰もが子供のころに抱いた夢を実現するわけじゃないけど(そんなの人は一握りだよ!)、自分がほんとにやりたかったことってなんだろう。わからないな。十年以上前に、あるプロジェクトで無線を扱うことになって、中学時代やっていたことを思い出した。それは、ラジオだ。短波。。そういや庭にダイポールアンテナたててな、ブロードキャスト報告して、放送局からベリカード(QSLカード)もらって集めてたわ。あれどこいったやろな。あのとき、ネットアナ持ってたら(ありえねーけど)、人生変わってたかもな。

そういや、小学校の時、父親にラジオの組み立てキットを買ってもらった。初めてのはんだ付け、初めて見る電子部品、何もかもが新鮮で、楽しかった記憶しかないな。ラジオは動かなかったけど、非常い良い経験になった。だから大学は電子工学科に行ったんだった。でも途中でおかしくなっちゃったんだな。あの時代そういう人多かったじゃない?人生見失っている人、だから、オ〇ムとかに走る人がいたんじゃない。

話は脱線するけど、これは完全な持論だが、理系離れが言われる一つの要因に小学校の時からMKS単位系で教えてないからじゃないかと思っている。中学校や高校で三角関数や方程式を教えるのは、その技術というよりか考え方を教えているわけだ。そこに単位の複雑さを持ち込まれているから、いやになるんあないか。(※持論だから、読んだら忘れて)

話を元に戻して、最初に仕事のつまらなさに気づけたのは、無線だね。プロジェクトそのものは学ぶことがたくさんあり、得るものがたくさんあった。そして、思った。「この業界では、この技術は必要なもので、今後展開されていく」、これは継続してやっていかないといけんな、そう感じたよ。でも、事業の方向は違ったな。あの時初めて思った、この地球(会社)は俺の思っている方向と違う方向に回転しているな、と。

得るものはあった。その技術もそうだが、昔考えてたことも思い出したし、エレキ屋としての三種の神器(オシロ、スペアナ、ネットアナ)を使いこなせるようになった。それまではほぼオシロで、EMI対策ののノイズポイント検出時のみスペアナを使っていた。今の職場に、スペアナを使える奴はいねーな。なんで使わねーんだろ。それは担当縦割りのせいだ。EMI専門のグループができて、対策までやるようになり、そのグループが経験を積んで技術力が上がってしまったからで、それだけならいいが、縦割り社会のため、技術の横流しができない。

近年、多能工化という言葉が聞かれるようになった。エレキ屋の中での多能工化?あほらし。「足し算使ってたけど、引き算もするようになったよ、すごいでしょ?」レベルだ。

これを書いているのは、2019年初めで、元号が変わる年でもある。この時点で、定年まで5年と半年ってところだ。5年だったら我慢できるかもな、ってことである。60歳定年後も再雇用する制度があるが、冗談じゃない、頼まれてもいかんわ。まぁでもわからんけどな、5年のうちに打ち込めるプロジェクトに出会い、選択するかも。たぶんないな。

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imakichiは、ima+基地のこと。

 

はじめに その2