BCRというのは、Barel Connector Replaceの意味です。樽型コネクタって何?ってことですが、これはDCジャックに使われている、よくあるあれです。あれを、USB-Cで(正確にはUSB-PDで)置き換えるというものですね。これのキットが、Cypress(いまはInfineonですが)とSTから出ております。で、このCypressのICを使ってSink側の機器の制御をやったろうと思います。もうすでに作って売られているものがありますが、そこは自分で作りたい。
Cypressのは、CYPD3177、STのはSTUSB4500というICです。本当はSTを試したかったのですが、ちょっと訳あってCypressです。スジの情報では電圧は固定(外付け抵抗で選択)で要求するが、そのあとI2CでMCUから設定してやれば望みの電圧と電流を要求できるようである。それと、これはまだ調べ途中だけど、100Wのシンクも可能のようだ(抵抗を変えるらしいことが書いてあった)、もっとも5/9/12/15/20の5種類を0.9Aで要求することができるから、工作関係の使用では特に困らないだろうね。これもスジの情報では、目的の電圧がないときは、Safety出力から5Vを出す動作をして出力端子からは何も出さない仕様だそうである。
一方STのは、RequestできるPDOを3つもっていて、ないときはその下の電圧に自動で制御される。
どっちがいいか、デフォルトではその時、次第ですから、そこは制御できるように作りたい。
できるだけ小さいサイズの基板でつくるのか、デフォルト表示できるようにOLEDでもつけて電流とか見れるようにするとか、考えるだけでなかなかできない感じだな。
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