実家の親が使用している、お風呂満水ブザーの調子が悪いらしく、新しいものを購入して送付したところ、音量が大きすぎて頭がおかしくなりそうだとのこと。
みたところ、圧電ブザーをただトランジスタで引っ張っているだけに見えるのだが、直前にコイルが入っている。
右の写真に見えるのが3端子コイル(いや、絶対コイルだと思う)。インダクタを使用することで、駆動電圧を大きくしているようだ。
ブザー駆動回路はおそらく、こうなっているようだ。LCRメータで測定した値を元に、記載。
右は音量を落とすために、ブザー手前に12KΩを入れてある。これでは実際、、少ししか音量がさがらない。圧電ブザーに印加される電圧に変化がないためと思われる(電流がほとんど流れないためだろう)。インダクタンス値を小さくしての対策のほうが良さそうだが、偶然にも手元に部品がなかった。(あるんだけど、ぜんぶμHあたりだし)
手元のオシロで観測するとTrのエミッタ接地側基準として40Vまで上昇していることがわかる。右の写真はTrのベース抵抗5.1KΩの手前の波形を同時に観測している。出力波形は、4KHzでDuty=50%、音色を変えるため変調されている。
あと、ブザーの上(ケース側)に空間があり、この空間で、共振させることで大きくしているようだ。空間部分のカバーを取り外すと、音量は大きくなるのではなく小さくなる。ここの振動を無くす(上にテープを貼るなど)ことでも音量を下げられることがわかった。
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